大型商業施設では、清掃用のロボットが
次々と試験導入されてますし、学校でも最近、清掃用ロボットを使用したりして、ロボット化が進んでます。
1台で清掃だけでなく、その店舗のインフォメーションを表示したり、警備もできたりするロボットも開発されてます。
何故、ロボット化が急速に進んでいるのかといえば、清掃業界の1番の課題である人材不足を補うためと言われてます。
しかしながら、障害物を避けながら、掃き拭きするのですが、やはり、最終的には、人の目が必要とされると思います。
また、現在では、費用対効果が課題で、なかなか現実的に身近な存在になるには、少し先の話になりそうです。
今は、人の目で清掃する方が断然、早くキレイに仕上がります。
オーボットでカーペットを洗浄しました。タンクに入れる洗剤としては、業務用のカーペット洗浄液を使用しても良いのですが、いろいろデメリットがあります。
①洗剤に入っている界面活性剤の影響で、洗剤成分が残留して、再汚染を招いてしまいます。
②機械の内部に(主にホース内やポンプ内)に洗剤成分が残って故障の原因になるおそれがあります。(使用後に水を通す必要がある)
③カーペットが濡れている状態ですと、通行する人が転倒する危険性があります。洗剤成分が含まれてるとすべりやすいです。
以上のような事を考えると
オーボットで洗浄をする場合、または、ヤーンパッドやマイクロファイバーパッドなどを使用する場合は、アルカリイオン電解水を使用するのが良いと思います。
アルカリイオン電解水は、界面活性剤を使用しておらず、アルカリで汚れを落とすので、再汚染の心配もなく、仕上がりもサラッとします。
また、強アルカリイオン電解水ph13あたりになると、除菌、消臭の効果もあるので、カーペット洗浄に最適だと思います。
日本では、年末といえば大掃除をする習慣がありますが、大掃除は、平安時代からの神事が起源らしいです。
また、お正月に歳神様を迎えるために掃除をしてきれいにして新年を迎えると良いとか聞いたりします。
その他にも大掃除ではないですが、日本人が掃除をどのように捉えてきたかわかる話があります。
例えば、仏道に励む僧侶は、一に作務(さむ) 二に勤行(ごんぎょう) 三に学門(がくもん)と言われていて、まず、一番にくるのが作務という掃除や片付け、庭の草取りなどをする事で、勤行や学門よりも大切にされていたりします。
また、日本には昔から剣道、弓道、柔道、茶道、華道など、何々道といわれる武術や稽古事がたくさんありますが、それらの稽古の前とあとには必ず稽古場の清掃をします。その清掃とは、心を磨くための道であり、その道を極める事は、すなわち人間の道を極めるという意味があったりします。
その他にも、学校では、児童がたくさん集まるので、衛生的に良くするためにも、日当たりや換気に加えて、清掃も日常的にするように明治時代ぐらいに法令で決めたのですが、道徳的、教育的な意味でも児童が自ら教室を清掃するという習慣があります。
日本人がきれい好きと言われるのは、こういった歴史があるからかもしれません。
清掃ていうのは、人を精神的に成長させる意味が昔からあるようです。
什器が置いてある形と、ワックスがところどころ削れてるあたりを見るとかなりのビルドアップ度である事がわかります。
こうなってしまったら、古くなったワックスを取り除くため剥離作業をしなくてはなりません。
本来であるならば、定期清掃でワックスを塗布するのであれば、剥離は必ず必要になるのですが、契約に含まれてない場合は、予算の都合などで、後回しになる場合も多々あります。
そして、お客様がGOサインを出した時には、かなりのビルドアップ状態になってる事もあります。
そういった場合は、きれいな状態を継続維持できる清掃計画を提案する必要があります。
また、最近は、清掃の技術的向上や環境の観点からも、剥離を使用しないで、継続維持できるシステムもいろいろ出てきてますので、将来、なくなる可能性もありますね。
12月に入りますます、日の出が遅く、日の入りが早く、暗い時間での活動が多くなる季節になりました。
本日は、オフィスの蛍光灯やそのほかの灯具の清掃をしましたが、15時あたりになると、周りがほんのりと暗く感じるぐらいになりました。
日が短くなる季節は、照明を使用する時間も長くなるので、清掃をして明るくしておきたいですね。
写真では、わかりづらいのですが、清掃作業前と作業後では、明るさが見違えるぐらい変わりました。
照明の下が階段であったり、ちょっとした段差のあるとこや、物が置いてある場所などは、暗いと転倒しケガの元となります。
照明が明るいだけでも、イメージが良くなったり、夜間の犯罪が減る傾向もあるようです。
また、建物ではないですが、車のヘッドライトでも日頃からきれいに清掃している人と、ほったらかしにしている人では、事故率が違うというデータもあるようです。
照明器具の清掃は、美観だけでなく、安全性のためにも、しておいた方が良いですね。