階段の清掃は、機械を使用しても良いのですが、隅々や縦面などの清掃も必要なため、手作業での清掃の方が効率よく、きれいに仕上がります。
特に角に汚れが固着していたり、ホコリが溜まっていたりするので、ケレンなどを使用して除去する必要があります。
また、階段やトイレといった場所は、エアコンが付いてない事が多く、この季節ですと、低温多湿といった、ワックス塗布するのには、適していないく、ワックスの密着不良に陥りやすくなります。
出来るだけ、ワックス密着不良を防ぐために、アルカリ洗剤を使用した場合は、水拭きをしっかり行って、床面をできる限り中和してみたり、意識的にワックスがきっちりと皮膜を形成できるように注意して作業します。
本日も作業途中から雨が降ってきましたが、写真のようにきれいに仕上げる事ができました。
お客様からも喜んでいただけました。
パソコンで特にキーボードの部分ていうのは、人の手が最も触れる部分で、たまに使い込んだものですと、色が変わってしまってるぐらい汚れているのを見かけたりします。
手で触れる部分ですから、衛生的に良くするために、除菌、消毒をしておきたいものですが、一昔前までは、お手入れにアルコール成分を含んだクリーナーの利用は推奨されていませんでした。その理由は、キーボードの刻印や樹脂パーツへのダメージなどが起きる危険性があったからです。
ところが、昨今の世界的な感染症の蔓延で、一部のアルコールを含んだ薬剤での手入れをメーカーが認めたらしいです。
このことから思う事は、
例えば、トイレ清掃においても
除菌、消毒にアルコールを使えない部位もあるわけですが、それよりも、感染症を抑える事が大切なのかもしれませんね。
マンション共用廊下の定期清掃では、汚れの落とし方は、化学的より物理的なところにこだわっています。
高圧洗浄機を使う場合は、汚れを落とせる圧力が必要ですし、ポリッシャーで洗浄する場合は、洗剤よりも使用するブラシの選択がなにより重要だと思ってます。
いくら汚れを落とせる洗剤を使用しても、洗浄するブラシが良くないとキレイに汚れを落とせません。
これは、みなさんがいつもしている歯磨きと一緒で、いくらキレイにできる歯磨き粉を使用しても歯ブラシが悪かったらキレイに落とせません。むしろ歯磨き粉無しでも歯ブラシが良ければキレイになるのと原理は良く似てます。
あと、マンションの共用廊下で、見落としがちになるのが、側溝と排水溝の清掃です。マンションの廊下の床面は、住人さんの玄関扉側が高く、側溝側が低く設計されてますので、洗浄した汚水は、ゆっくりですが、側溝がわへ流れて行きます。ホースで汚水を流して、バキューミングして、側溝を水拭きで拭いたとしても、時間経過すると、水溜りができていたりする場合があるので、作業後の最終確認が必要です。
また、エアコンの室外機が通路にあるマンションでは、室外機下が汚れてる場合が多いので、水で汚れを流す必要がありますし、水が玄関扉や壁にかかった場合は、拭き取る必要があります。
マンションによっては、各住人さんの玄関扉の前にポーチがあり、そのポーチに入る戸がある場合がありますが、高層のマンションになれば、外の風もきつい場合があるので、作業時は、しっかりと戸を閉めての作業が必要です。
汚れている状態をキレイにして、除菌、消毒し、衛生的に住み良い環境を作り上げる仕事て、最高であり、まさにトレンドであると思いませんか?
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弊社では、土日も休まず営業しております。(全力稼働中)
写真は、4年間お世話になっているお客様の現場です。キレイに維持することを前提として、スタートからハクリ作業を行いました。
ワックスもかなりのビルドアップ状態でしたので、かなり苦戦しましたが、スッキリ元のタイルの状態に戻しました。
仕事て最初が肝心だから、お客様との関係も最初が肝心だから、最初は念入りにする業者さんは、たくさんおられます。
しかし、本当に大切なのは、その最初の気持ちと行動を継続維持していく事にあると思います。
日常清掃においても、定期清掃においても、日々繰り返しの作業です。
一時、念入りにすれば良いというものではありません。
キレイを維持することが清掃なのですから。
飲食店は、食事をする場所にお客様を迎え入れる場所なので、汚れていたり、ホコリがあるだけで、イメージが悪くなり、売り上げにも影響が出るかもしれませんし、油汚れも付きやすいので、汚れていると床面が滑りやすく、転倒事故にもなりかねません。
また、昨今では、消毒や換気も重要な要素になってますので、換気扇の清掃、空調機の清掃に加えて、意外と見落としがちになる、網戸の清掃もしておいた方が良いです。
網戸は、意外にも清掃せずにいると、網目の部分に花粉や排気ガスが付着します。長年放置してますと、換気のために網戸にしたつもりが、逆に花粉などが屋内へ入ってしまい室内の空気が汚れてしまう事がありますので、定期的な清掃をオススメします。
トイレや洗面台に使用されている衛生陶器は、名の通り、セラミック、いわゆる陶器でできてるわけですが、陶器というのは、粘土を焼き固めたものでできています。
ただ焼き固めたものは、素焼きといって、植木鉢などでも良く見かけるのですが、衛生陶器は、その上から釉薬(ゆうやく)と呼ばれるガラス質のコーティングを施して本焼きします。
そうすることによって、強度が増して汚れにくくなったり、水分が陶器に染み込まなくなります。
洗面台やトイレの便器などの衛生陶器は、普段の清掃で簡単に汚れが落ちるのも、この釉薬のコーティングが施されてるわけですが、長年使用してますと、写真のような汚れが混じった水垢が付着してしまいます。
このような水垢を落とす場合は、釉薬のガラス質よりも柔らかく、水垢よりも固い素材や研磨剤を使わないとキズが入ってしまいます。
私自身は、「セラスティック」という道具を使っていますが、他にも軽石であったり、研磨剤でも良いと思います。
話は変わりますが、私たちの清掃の仕事は、美観がとても重要視されます。美観とは、人間の五感で言えば、視覚から感じ取れるものですが、この視覚からの感じ方で、ほぼ評価が決まるといって良いぐらいです。あとついで嗅覚(におい)の順番でしょうか、、
視覚というのは、清掃の世界だけでなく、食の世界でも大切なようです。
「おいしい」という感覚は、舌で感じる味覚だけと思われがちですが、最も「おいしい」という記憶を引き出す感覚は、視覚が80%で味覚は5%程度だそうです。味覚は、甘い、しょっぱい、酸っぱい、辛い、苦いの五味を感じるだけで、「おいしい」と感じるのは、視覚を中心とした五感すべてによるものらしいです。たしかに、盛り付け方や使う食器や皿によっても感じ方変わりますよね。