床面に塗布するワックスで一番主流なのが樹脂ワックスだと思います。
その樹脂ワックスだけでも様々な特性があります。光沢性、耐久性、乾燥性から透明性、作業性、経済性、耐ヒールマーク性、摩耗性、防汚性、耐衝撃性、光沢維持性、造膜性まで挙げれば結構あります。
その中でも、大きく分ければ
学校の廊下、体育館などに使う樹脂ワックスと病院で使う樹脂ワックスについては、違うワックスを使っている業者さんも多いのではないでしょうか?
体育館やスポーツ施設の床材には、おもにウレタン樹脂塗装された木床が施工されています。その激しい運動を前提とした環境においては床面が【すべっても】【すべりにくくても】危険をともなうため、運動に最適なスリップ耐性を考慮し、施工されてます。
体育館用ワックスは、そのスリップ耐性を損なうことなく、安全な環境を保つよう設計されてます。また、水などで床が濡れた時にスリップしにくいワックスもあります。これは、介護施設などでも使用しても良いと思います。
また、病院に使用するワックスは、耐アルコール性ワックスを使用します。消毒液や薬品が床に溢れても他の樹脂ワックスと比べて白くなりにくいです。また、抗菌剤配合のものが多く、防カビ剤が入ってるものもあります。
あと少し特殊なもので、電算室や電気製品の量販店などで使用する帯電防止ワックスというのがあります。これは、室内にある電子機器に対して発生する静電気が原因の誤作動を防ぐというもので、塗布面の塵.ホコリの付着も防いだりします。