汚れを落とす方法は、
洗剤による化学的作用による落とし方と、擦る、削るなどの物理的作用で落とす方法とあるわけです。基本的には、その両方を使って汚れを落とします。
そこに、汚れを落とすための要素である、力と温度を加えると、全てが揃います。
汚れを落とす時には、洗剤、力、時間、温度の4点さえ押さえておけば、完璧だと言えます。
ただし、汚れが付着している建材の性質を理解した上での前提となりますが、、、
そして、この4点のバランスが取れていれば、汚れを落とす事ができます。
わかりやすく言えば、どれか1つに力を注げば、どれか1つを手抜きしても、汚れを落とす事ができます。
例えば、強力な洗剤を使用すれば、時間を短縮できます。
力を入れて擦れば、洗剤が入らない場合があります。
洗剤の温度を上げれば、擦らずに落とせます。
時間をかければ、弱い洗剤でも落とせます。
など、そういった感じです。
大切なのは、バランスだと思います。
当然、洗剤の知識や建材、使用する道具の特性を知った上での話です。
例えば、硬いスポンジで鏡に付着した汚れを力を入れて擦れば、キズが入ってしまいますし、
水垢を強力な酸性洗剤で洗うと酸焼けしてしまったり、時間をかけても、汚れに対応した洗剤を使用しないと汚れが落ちなかったり、洗剤の温度を沸騰近くまであげて洗ったら、素材まで傷んでしまったりと言った感じです。
過ぎたるは及ばざるが如して感じでしょうか。
正しく理解してさえいれば
汚れを落とす時に考えることは
この4点以外には、ありません。
至ってシンプルです。
そして、どれにどれだけ力を注ぐかによって、全体的にバランス良く考えて作業するという事が大切です。