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床面の状態を中性にするのがベスト

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学生の時、歴史の授業で『貝塚』て言葉聞いたことありませんか?
先史時代の人の生活廃棄物を一ヶ所に集めていたという説が有力みたいです。
いわゆるゴミ捨て場だったわけですが
では、なぜ単なるゴミ捨て場が歴史の教科書ででるぐらい重要になったのか?

実は、日本の気候は高温多湿で雨が多く、土壌に含まれるミネラル成分が雨によって流されてしまいます。よって日本の土壌のほとんどが酸性土壌なんです。

酸性土壌の中に貝殻などアルカリ性物質を含ませると土壌が中和されます。実際、貝塚周辺の土壌は、ph8の弱アルカリ性であり、極めて中性に近いため、長い時を経ても物質が安定的に保たれたため、貴重な遺跡になり歴史に残ったわけです。

私たちの手がけている床面洗浄もPタイルや塩ビシートをアルカリ性洗剤で洗うわけですが、ワックスを塗布する前に、例えば弱酸性のクエン酸などでリンスすると理論上、床面が中性に近い形となり、床面の材質にも良い上にワックスの乗りも良くなるわけです。