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次亜塩素酸ナトリウムの濃度が3〜6%である理由

新型コロナウィルスの蔓延で
殺菌、消毒の効果のある次亜塩素酸ナトリウムがとても使われるようになりました。(※ドアノブや手すり、食器などに使ってくたさい。手の消毒は、次亜塩素酸水の方です。)
また、次亜塩素酸ナトリウムは、カビを殺菌、漂白する効果もあります。
壁などの立面に使用する時にも、洗剤がすぐに垂れていかないように、界面活性剤を配合して泡立てたり、ジェル状にしたり、立面にも使えるような工夫のしたものもあります。

市販されている塩素系漂白剤、(例ハイターやブリーチなど)にも次亜塩素酸ナトリウムが含まれていますが、その濃度はどれも6%以下になっています。

業務用では12%のものもありますが

これには、ちゃんとした理由があって、次亜塩素酸ナトリウムは、濃度が高くても、暖かい場所や空気、日光の紫外線に当たってしまうと、たちまち分解して気化していくので、徐々に濃度が下がりますが、5〜6%まで下がると、そこからの分解気化が遅くなり、ある程度安定するという特徴があります。

市販の塩素系漂白剤は、最初から安定した濃度で販売できるようにしてあります。