建物のガラスの汚れは、外面と内面では、汚れの質が違います。
外面‥砂(黄砂など)、虫のフン、車の排気ガス、水垢
内面‥手垢、タバコのヤニ、油汚れ、ホコリ
以上のような様々な汚れが可能性としてあります。厳密に言えば、酸性の汚れとアルカリ性の汚れが混合しているので、浴室清掃と同じで、洗剤もアルカリ性、酸性の両方を使用すれば、綺麗になるといえます。
実際、ガラス清掃の方法として、重曹とクエン酸を使用してる人もいます。
ただ、多くのガラス清掃を手掛けてきて思うことは、重度の汚れでない限り、中性洗剤(食器用洗剤)で十分です。重度の汚れというのは、ガラスの向こう側が見えないほど、汚れている場合です。
また、仮にシャンパー(ウォッシャー)で擦って落ちない汚れがあったとしても、ガラス用スクレイパー(3枚刃)で大概の汚れは、落とせます。(それでも落ちない場合は、メラミンスポンジで擦ります)
それと、なぜ、アルカリ性、酸性の洗剤を使わないのかには、理由があって、ガラス面というのは、太陽が当たったり、湿度が低いと、洗剤を使って汚れを浮かす作業時に瞬時に乾いてしまいます。
その場合、洗剤焼けや、拭きムラが出てしまう可能性があるからです。
※ジャンパー、スクイジーでの作業の話です。また、三枚刃、メラミンスポンジを使用する場合は、ガラス面の内側にフィルムが貼っていたり、ガラス面にコーティングが施されてる場合は、使用できません。
※中性洗剤(食器用洗剤)には、スクイジーの滑りを良くする効果もあります。