床を清掃する時には、清掃する前に什器移動となるわけですが、単純に什器移動と言っても、細かい注意点があります。
まず、移動する前に、什器が元の位置にしっかり復旧できるように写真あるいは、番号シールを貼る必要があります。
写真の場合は、元の位置に戻す時にすぐわかるように、なるべく位置がわかるアングルで写真を写す必要があります。
シールの場合も什器が置いてる向きがわかるように貼る必要があります。
この作業が終われば、移動となるわけですが、注意点があります。
床面には、イス、ゴミ箱、消化器、ダンボールなど様々なものが置いてありますが、それぞれの特性を考えての移動作業が必要です。
例えば、よくあるのが、床面に置いてあるゴミ箱をテーブルの上に置いたりする業者さんがいますが、弊社ではNGです。理由としては、ゴミ箱には、様々なゴミが入ってるあるいは、入っていたわけですから、そのゴミ箱をテーブルの上に置くというのは、衛生的によくないからです。また、イスに関してもテーブルの上にあげるのは、好ましくありません。衛生的にもですが、バランスを崩して落下した場合、破損、怪我の可能性があるからです。
消化器に関しては、移動の場合、レバー部には触れず底から持ち上げて、なるべく振動を与えない事が必要です。これは、消化器がなんらかのきっかけで噴出するリスクを減らすためです。
ダンボールに関しては、材質が紙であるため、元の位置に戻す場合、戻す場所の床面が完全に乾燥しているかどうかのチェックが必要です。少しでも湿気がある場合は、乾燥させてから戻す必要があります。
このように什器移動の場合は、動かす物の特性を考えて移動する必要があります。